PHANTOM

1930年代、目が利く富裕層の紳士が選ぶ車はロールス・ロイスPHANTOM II Continental Saloonでした。今、こうした活気に溢れた旅と快楽的な冒険のエッセンスを捉えているのは Gentleman’s Tourer PHANTOMです。アイスド・ガンメタルのエクステリアとコントラストを成すシルバー・サテンのボンネットは高性能航空機の影響を受けたものです。車内のハイライトはルテニウム仕上げの「カスケード・スチール」の「ギャラリー」です。これは珍しい貴重な白金族の金属でできています。

Horology PHANTOMはエキゾチックなスイス時計の複雑さと動きからインスピレーションを得ています。ロールス・ロイスのオーナー様方がよく身に着けていらっしゃるような時計です。ゴールドとシルバーの色彩が、下はガンメタル、上はブラックのツートーン・カラーのエクステリアとコントラストをなしています。スピリット・オブ・エクスタシーがまとうのは24金のゴールドです。車内にはこれまでのPHANTOMで最大のステンレススチールとゴールドの象眼が鎮座します。複数のレイヤーからなるステンレススチールの「ギャラリー」の下には象眼で時計の動きの難解さが図解されています。

人間の努力とコンピュータ-によるデザインを融合させた「Digital Soul」は、テクノロジーを利用して完全に独創的な芸術作品を創り出すことを称えています。上部のカラーラ・ホワイトと下部のスモーキー・クオーツのエクステリアのツートーン・カラーは、シーシェルとダーク・スパイスのレザーのインテリアと共鳴しています。しかし、この車の核となるのは「ギャラリー」です。オーナー様のDNAと特性を解析したものを３Dプリンターでステンレススチールに転写し、24カラットの金メッキで仕上げたものです。

Arabian Gulf PHANTOMは豊かな色と、中東に昔から伝わる真珠採りの物語を取り入れています。トゥルケーゼのエクステリアが鮮やかな地元の海の色を、ツートーン・カラーの上部のアンダルシアン・ホワイトが天然真珠の純潔さを思わせます。車内の「トゥルケーゼ・ギャラリー」は、海の波が盛り上がる様子にインスピレーションを得て、突き出るようにその動きを表現しています。真珠貝のクロックは鮮やかな「ギャラリー」にアクセントを加え、その完璧な彫刻的美しさと対比しています。